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青空の果て
 文字という記号で、心の中を映し出せれば
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 金が全てではない――と言うのは大抵、貧乏人だ。
 と誰かが口走っておりましたが、暁も貧乏人らしいです。
 あんまりお金って、好きじゃないのですよね。執着するつもりは
 無いくせに何気に守銭奴ですし、最低限暮らせる金があれば良い
 などと口走りながらも結局は親のすねをかじっている身分ですが。
 何かこう、暁に無駄な思考をさせるというか、考えるのが面倒だというか。
 
 最近ですね、やたらと親が金をくれる事が困ってなりません。
 母がいない時に暁が夕飯などを作っていることの見返りとして、
 勝手に金を置いていきます。母としては家を空けることが心苦しい
 のでしょうが、こちらとしても金を貰うのは心苦しいのですよ。
 そもそも暁の場合は、バイトで稼ぐ金よりも使う金の方が断然に
 少ないし、実家に寄生しているため、お金には困らないのですよー。

 そうでなくとも昔から、家族に見返りとして報酬を貰うということに
 反感を覚えてなりません。家の手伝いやらをすることを当然といえるほど
 大人では無かった暁としては、手伝いは親孝行と言う自己満足だった
 のですよ。しっかし報酬を貰ってしまっては、親孝行では無くなるじゃ
 ないですか。ただの仕事になってしまいます。無償の愛と言うものを
 示したかった暁としては、酷く傷つくのですよ。子供心という奴ですねー。
 
 だいたい、昔からお金と言う奴は大嫌いでして。
 「うちは貧乏だ」と親から聞かされ続けていたので、それを本気に
 して、誕生日などに「これが欲しいって言ってたよね?」と言われても
 値段を見てから「暁はこっちが欲しいの!」と別の安い玩具を選んでいた
 ような可愛くないガキであり、子供向けの体験キャンプなどに行きたくて
 「行けば良いじゃん」と言われても、五万円などと子供心にありえない
 大金を出してもらうことが心苦しくて「行きたくない」と見栄を
 張るガキでした。……今、考えると、大人の財力を舐めておりますね(笑)。

 しっかし未だに、外食をしても家族内で一番安いものを注文してしまいます。
 自分が払うのならともかく、親に払わせるのに高いものなんて頼んで
 られませんよ。――と言う感じで、金にはほぼ執着していないくせに、
 誰よりも金に取りつかれておる暁です。

 と言うわけで、金を貰っても困るのですよ。
 金と言うものが有難いものであればあるほど、すんごく迷惑です。
 そして迷惑でも有難いあたり、金と言うものは救いがたいです。
 愛情を表すことは出来ないはずなのに、表せるような気がしてしまう。

 高いものを貰うと罪悪感を感じる暁も、遠慮ばかりしている暁も、
 早く働いてとにかく家に金を返そうと思っている暁も、結局は家族の
 無償の愛なるものを受け入れてはいないのでしょうねー。

 ……だから考えるのが面倒くさいから、お金は嫌いだって言ってるのに。
 くそー、母め。勝手に財布の上に金を置いていくんだもんさ。
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